Zen30 (7)新型艇の開発

 モールドの製作2

原図作業は、厳密な計算に基づいた設計図のオフセット(寸法表)から、原寸大のヨットの船型を描く作業である。原図に基づいて、ステーションごとの外形を切り出し、船型を構成する手順は大型タンカーの建造工程と変わるところはない。CADを利用しても、同様の工程を踏んでいく。

オフセットは+-0.5mmの精度で表現されているので、サインペンの太さは、0.5mmを使う。私が信天翁二世号を自作したときは、直線を描くのは墨ツボを利用した。しかし今ではレーザー墨だし器を併用してより正確に描くことができる。

船の出来は原図にかかるといってもよい大切な仕事である。船匠の腕の見せ所といってよい。

 

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3 コメントあり Zen30 (7)新型艇の開発

  1. これは興味深い!

    建築と一緒です。
    遣り方、墨出し、原寸型板・・・

    いろいろ話しを聞きたいですね。 (あ)

    • そうですね、建築は建前、ヨットは建造なので建てることが共通しています。
      ヨットを建造する造船所は、もう日本では2社しかありません。
      Zen30の建造は以前から温めていましたが、ようやく3年計画で始めました。助太刀をおねがいします。

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