9/29 セーリングクラブ 東京校で開催しました。

涼しさと良風がやってきた!

東京セーリングクラブの9月の練習テーマは、「ジャイビング」です。ハイハイを始める・・・歩く・・・自転車に乗る・・・車を運転する・・・ヨットで帆走する・・・真っすぐに進んで行くだけでは目的地にたどり着けませんね。(笑) ヨットには小さな方向転換と、帆を右舷から左舷(または逆)に入れ換える大きな方向転換があります。舷(タック)を入れ換えるのでタッキングと呼び、この操作を風下方向で行うのが「ジャイビング」です。一般的に、ジャイビングのほうがタッキングよりも難しいとされていますが、はたして本当でしょうか?
タッキングは風上に向かって行く(風を感じやすい)動作なので、勢いが必要です。誤解を恐れずに言えば、勢いでできる操船です。一方ジャイビングは風下に向かう(風を感じにくい)ので、風とともに行く穏やかで優しい操船が必要です。

そんな屁理屈はさておき、海に出ましょう! 実践するのが一番です。そのために、インストラクターがいるのですから。 (あ)

13 コメントあり 9/29 セーリングクラブ 東京校で開催しました。

  1. minamiさん、ハシモトさん、

    いつも、興味深い意見を投稿していただき感謝しています。
    疑問が生じるのは、お二人が周囲にアンテナを張り巡らせてセイリングしている証しです。インストラクターとしては嬉しい限りです。(笑)

    今回の練習テーマ「ジャイビング」に限らず、セイリングの要点は「帆走はバランス、操船はタイミング。クルーがいる複数での操船はコミュニケーション。」と6月に投稿しました。お二人は、感じ取っていると思いますが、他の部員は・・・

    さて、シート操作に注目してみましょう。セイルがきちんと風を流すようにシートを調整(ジャスト・トリム)します。後は、どんな時にシートを操作するのでしょうか? 風向風力が変わった時、針路進路が変わった時、ですかね?
    突風は? インストラクター(あ)は、ティラー(ラダー)操作で凌ぐと考えています。何故なら、突風に対して瞬時にシートを送り出すことは難しく、収まった瞬間に引き戻すのが遅れれば艇はバランスを崩します。だからティラー操作で突風をいなすと考えていますが、そのためにはセイルがきちんと設定されていることが必須条件です。
    当該の突風で、SEAGULL号がオーバーヒールしたのは23feetだからではなく、セイル設定ができていなかった(フルセイル)からです。そして、CONDOR号が慌てなかったのは30feetだからではなく、適切にセイル設定(1P縮帆)していたからです。さらに言えば、オーシャンセイラーを目指すのであれば、操作の手数をいかに減らすかというのがポイントです。
    ところで、minamiさんは真摯なディンギーセイラーであることが、キールボート操船に感覚的なズレを感じさせていると思います。前に話したことありますよね。ディンギーヨットとクルーザーヨット(キールボート)は似て非なるものです。多くのディンギーでスキッパー(ヘルムスマン)は、片手にティラー片手にメインシートを握ります。メインシートは瞬時に外せて、腕のストロークで風を逃がし、瞬時に引き戻せるように元々できているのです。或る意味では、minamiさんは他の部員よりもハンデを持っていることになりますね~(ニヤ)

    景色(目標物)を見て操船するのは、悪いこと(駄目なこと)ではありません。実際にほとんどの艇がデイセイリング・・・景色が見える範囲でのセイリングを楽しんでいるからです。
    ですが、その「景色」見えなかったらどうするのでしょうか? ちょうどBBCコース(9/21-23)が開催されたので例にすると、夜になったり、雨で靄がかかったり、突風で慌てたり、とイレギュラーに見舞われるて方向(目標物)を失ってしまいました。風を読めなかったからです。
    インストラクター(あ)は物心ついたころから、祖父の船が遊び場でした。その船のエンジンは非力で、時に櫓で操船していました。祖父からよく風と潮の話しを聞かされました。何がなんだか解かりませんでしたが、後々のヨット(セイルボート)活動に役立っています。それは・・・
    音楽でいう絶対音感みたいなのが、ヨットにもあると思うのです。インストラクター(あ)は、それを「絶対風感」と呼んでいます。この感覚をもっているセイラーは、多くはいないでしょう。ですが、基準になる音を頼りにする相対音感のように、初めに受けた風を基準にしてその変化をみる「相対風感」なら練習で身に付けられるはずです。ヘルムスマンだけでなく、クルーだって感じ取れますよ。

    みなさんは、どのレベルを目指しますか? (あ)

  2. 今回がセーリングクラブでの練習の最後の回でした 安齋さん1年間ありがとうごおざいました その間個別具体的ケースでの対処ぶり(8の字救助法も落水時点での風と艇の向きにより臨機応変に回頭するとか)についての質問に丁寧に応えてくださり理解しやすかったです 

    今回のセーリングで午後のY23に乗った際の反省/気付きの点は、午前にレクを受け皆理解した手順でジャイブできていましたが、ヘルムズマンがジャイブを一旦終了して後に、号令合図なくほぼデッドランに向けて舵を試しに切り始め、ジブへの風の入り方を見よう?とすることがありました こっちがデッドランになってアクシデンタルジャイブになり危ないと言いながら慌ててメインシートを引き込み70cm程の幅のブーム反転で止めるケースが2-度ありました 誰もどこも打たなかったのでヤバかったという認識も生まれず、あまりワイルドジャイブの危険を意識していないかもしれない コミュニケーションが大事という教訓でした

    • ハシモトさん、

      最終回でしたか。気が付きませんで、いつも通りに見送ってしまいました。海外のヨッティング事情とかお話ししたかったです。
      でも、引き続きブログを見てくださいね。意見投稿してください。 (あ)

      ※ 卒業生も投稿できるの?

      • はい、また質問や個人的テーマが山積してきたら、単発でASA105、106とか、個人レッスンとかに伺います 宜しくお願いします

    • コミュニケーションは大事ですよね。

      「俺は、シングルハンドだから要らない!」
      いやいや、艇とのコミュニケーションが要るでしょう。(笑) (あ)

  3. 2 ティラーに、ウェザーヘルを感じない
    皆さんはヒール角度や、前方の景色を見て、舵を操っている様です。
    風のシフトに対し、どの様にフリーの舵を取るのか分からないと話します。

    ティラーから伝わる【何か】は、セーリングに最重要 触感覚のはずです。

    海上のブローはシフティで、30fのフリーでも充分ティラーにヘルムを感じる風でした。
    クラブ活動の日に、微風が多いと言うことがその起因とも考えますが、初めから感性が無いのかも知れません。

    • SEAGULL号(23feet)も、CONDOR号(30feet)も、ティラーに手応えがあるでしょ~(笑)

      インストラクター(あ)は、ティラーに掛けた指先をちょっとだけ曲げて感じとるようにしています。かなり繊細に伝わってきますよ。 (あ)

  4. 気になる2項目

    その1 誰もメインシートを触らない
    キールボートに乗ってから私の1番不思議に感じた事は、
    メインシートがブロックに挟まったままと言うことです。

    今回は、吹いた風の中で23fでジャンピングを繰り返しましたが、
    ブームが返っても、ブローが入ってヒールがマキシマムになっても、
    誰もメインのシートに触ろうとしないのです。
    ウェザーヘルムでバウが回って、風が抜け、フラットに戻えり、
    『危なかった』と呟くだけです。

    『タックは舵を素早く切る。
    ジャンピングはゆっくりとバウが返って完了』
    が安斎インストラクターの教えです。
    フリーの舵取りはとてもデリケートなのは事実で、
    最も意識する事項です。

    クラブ活動日が微風に終始しているので、
    やむを得ないこととは思いますが
    メンバーには欠落しているものが残ります。

    • メンバーのことまで考えていただいて、恐縮です。

      今のご時勢、同僚に思いを伝えるのは難しいですよね。
      インストラクターに言うか、このブログに投稿してください。
      でも、目指すところは夫々なんですよね~  (あ)

  5. イベントブースの、ノボリ旗がバタバタと旗めく風に、
    メンバーからは『何mだろう』と言う声が上がりました。

    『吹き流しが90度だから10メーター越えですよ。45度は5メーター。
    15度位でプラプラしてたら2〜3メーターです』と講釈師 南から吹き出しが出ます。
     『吹き流しって そうなってるの』と皆さん言ってました。

    本日の課題はジャイビングです。
    フリーの風で沖に出ていくので、23fで吹かれたら嫌だなと、
    私は2ポンと決めていましたが、安斎さんは2ポンでは上に走ら無いので
    1ポンと話します。 

    結果、河口付近では、風が弱く、フルセールにして、楽しいセイリングを
    楽しむことになりました。 もちろん沖に出る途中、ヘルムスマンを代わりながら
    ジェイビングを何回も繰り返しましたが、葛西の観覧車からのブローを食らって、
    ヒールが35度を超え、キャヤビン内の荷物は全て床に投げ出される状況を
    引き起こしました。 帰艇後、安斎インストラクターに写真を見せて状況説明しましたが、『だから 1ポンでしょう』と言われました。

    みんなは周辺の景色で、方位を覚えているようです。
    そしてネットの風向予報が感覚を支配します。
    当日の様なシフティなブローが入る時は、風景と先入観の風向に感覚が惑わされ、
    true windを捉えられません。 『風は北東なのに、何で東から吹くのか』と、
    吹いている風を【間違い】と、捉えている事に、違和感を抱きました。

    • 外洋で頼りになるのは、風と海流です。
      師匠のアメリカ爺は、wind-compassと呼んでいました。

      沿岸部は風向が変化するし、潮流の影響のが大きいので、神経を尖らせておかないと上手く帆走できませんね。そこが面白さでもありますけど。(笑) (あ)

  6. 土日の二日間、夢の島マリーナはマリン フェスティバル開催で、騒がしかったです。
    人力車 体験、アイドル コンサートなど、海とは結びつかない催し物が盛りだくさん。

    マリンショップも、どぶ漬けの飲料を売るのに懸命で、マネージャーは
    『ハイボールを何故冷やしてないんだよ』と、スタッフを怒っていました。

    『静かなマリーナを返せ』と言う『書名運動 再発』かと思いきや、
    『TYC』は8艇出し、ダイナーズクラブのお客様を乗せて東京湾クルージングに
    出ていました。スポンサーは大切です。皆様 お疲れ様です。
    来年の、ダイナーズカップは確定です。

    送迎バスは15分おきの増便、19時までの延長でした。 
    運転手は、昨日も17時半以降、お客さんがいなくて、バーベキューや
    レストランのお客さんを客引きして半分乗せました。
    しょうもないイベントが多いです、と嘆いていました。

    イベントの評価は、主題•趣旨では無く、動員数ですから、
    部外者は、何も言えないです。
    観客が誰もいないステージに立って、閉幕の挨拶をする役職を見て、
    気の毒に思いながら送迎バスに乗るだけです。

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