青木ヨットスクール受講生の皆様
元気にお過ごしでしょうか。お変わりありませんか。
緊急事態宣言の発出以来、日常生活が大きく変わりました。
これまでの毎日は、いったい何だったのだろう。そしてこれからは、いったいどのような生活があるのだろうか。自問自答が始まっています。
その結果、この事態が落ち着いた暁には、世界の人々の価値観もライフスタイルも大きく変わることでしょう。その時には、経済一辺倒ではなく、自然やアートとの共生、そして、セーリングというライフスタイルも改めて見直されるのではないでしょうか。
セーリングすると、風と水と自分自身とが一体となるとなる楽しみを味わえます。あらゆる束縛から解放され、心までホッとできるスポーツやレジャーは他にはありません。
セーリングは海の力の偉大さと、自分の力を比べて省みる絶好の場でもあります。海を自分の楽しみを味わう場とし、学びの場とすることが、セーリングというライフスタイルです。
ヨットで海に出ると、頼るべきは自分一人だと実感します。シングルハンドであっても、クルーと乗っている場合でも、海の自然と対峙し判断を下すのは、リーダーであるスキッパーただ一人です。
スキッパーとして自己の技術と決断力を磨く、真摯で毅然とした生き方は、美しいライフスタイルです。その価値観を広げ高めるために、青木ヨットスクールは努力を続けてまいります。
私は、この困難に直面している機会を、インストラクターの研鑽と教材の充実を図るチャンスととらえます。そして、スキッパーとしてのライフスタイルを選ぶ方々に、少しでもお役に立ちたいと考えています。
この事態が落ち着いた時には、海でまた、ご一緒にセーリングしましょう。
ご受講をお待ちしています。
青木ヨットスクール校長 青木洋