9月25日 自艇プラクティスコースを開催しました

プラクティスコースは、ASAのスクール卒業生が対象で受講生が内容をカスタマイズが出来るコースです。
今回のプラクティスは、弊社からご購入いただいたAh24 (現在はZEN24) を使用しました。
オーナーのY様は、艇を購入されてから田尻マリーナで2か月ほどトレーニングを行い、母港である須磨ヨットハーバーまで回航する計画でした。

来る9月25日、いよいよ自艇で大阪湾を横断します。
大阪湾といっても様々な危険が潜んでいるので、決して安易に考えず、オーナー様と確認しながら入念に立てました。

1・約17マイルを平均4ノットで航行する。
2・予定要時間は4H15M。
3・出来るだけセーリングする。

この三つを念頭に、いざ出航です。

天気に恵まれ、風は2m/s~3m/sの微風が吹き、心地よいヨット日和。
大阪湾は本船の往来が激しい為、油断はできません。
Y様はそれを想定済みで、ハイスペックなマリン用双眼鏡をご持参。
他船の種類、速力などを早い段階で判断出来ました。

大型のタンカーが接近する

しかし、今回は11時出発の為、時間の管理はシビアでした。
また、平均4ノットを下回ると、以下の事が予想されました。

1・明石海峡大橋の転流の影響を受ける(15時転流)
2・日没が近づくと、マリーナへの初入港、着岸の際などに危険が高まる

最初はセーリングのみで行きましたが、平均4ノットをキープ出来ても関空を超えれば須磨まで真向いの風で、タックを繰り返すも、どんどんとタイムロスが大きくなっていきます。

機帆走で+2ノット。オートパイロットに任せることで少人数でもワッチに集中できる。
海上では通常の双眼鏡は使い物にならない
機帆走にすると登り角度がさらに良くなったので、須磨まで一直線のコースが可能になった。

セーリングに固執せずに、エンジンも積極的に使い平均6ノット維持へプラン変更。
早めの判断が功を奏し、15時30分に須磨ヨットハーバーへ入港しました。
初めて着岸した桟橋ではご家族とハーバーマスターに出迎えて頂き、無事初入港が出来ました。

Y様はディンギーで養われたセーリングのセンスと、冷静な判断力、様々な危険を想定した適切な装備など、お手本になるようなオーナー様でした。

また田尻マリーナへ”海”からのお越しをお待ちしております。

Itaru

コメント1 9月25日 自艇プラクティスコースを開催しました

  1. 須磨への回航ありがとうございました、これぞクルージング、とてもとても楽しかったです。船を見に来たのが6月中旬、スクールに通い始めたのが7月上旬、非常に効果的にスクールで学べました。11月にはBCCよろしくお願いします。

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