11/3-5 BBC東京コース開催

東京校にてBBCコースを開催しました。

1日目のレグ1は夢の島マリーナから羽田空港沖、東京沖灯標、浦安沖灯標を回航して夢の島マリーナに戻るコース。微風のもと機帆走で進み、後半風が出てきたタイミングで帆走に、リーフと落水者救助の練習をして帰港しました。

コメント1 11/3-5 BBC東京コース開催

  1. BBC受講のみなさん、3日間お疲れ様でした。そして、合格おめでとうございます。

    が、しかし、BUT! 出港前と帰港後を見届けたインストラクター(あ)としては、優しいK先生に代わって辛口コメントをします。これから上級資格に挑戦する読者も心得て欲しいです。

    BBC受講ともなると、様々なコース、艇、インストラクターを経験した上で参加しています。特にインストラクターについては、共通のASA研修を受けていますが、細々したところに個性が出てきます。「**先生と違う」とか、「大阪で習った時は・・・」ということがあったと思います。どれも間違いではありません。その時の艇や天候に応じた説明をしていた・・・教習に夢中になり、あまり記憶に残らなかったかもいれませんが。

    出港時・・・ 皆さんの艤装を桟橋から見ていました。CONDOR号に何度か乗った人と、初めて乗る人では動作に違いがありました。シート類を自己判断で取りまわしていた人がいました。教習艇に限らず、全ての艇が共通の艤装ではないので、必ずスキッパー(インストラクター)に確認しなくてはなりません。思い込みの判断が、艇と仲間を危険にさらすことになります。また、それに気付いていた人もいました。「CONDOR号では、こうなんですよ。」と教えてあげるべきでした。初対面で遠慮があるのなら、インストラクターに問い合わせるのもよいでしょう。K先生には申し伝えたので、その後の教習で説明があったかも知れませんが。

    帰港後・・・ BBCの翌日、インストラクター(あ)は改めて艇を片付けました。ま、これは通常業務です。で、片付け点数は65点と言いたいところですが、BBCなので「60点!」。ロープワークがなっていません。なんでもかんでもボウラインノットにすれば良いってものではありませんよ。適材適所、使い道に合った結び方をしてください。そして、コイルアップが下手くそです。さらに、束ね方がまちまちでした。落水者にロープを投げようとしても、解けずにもたついてしまいますよ。セイルも考えて畳まないと、急遽セイルチェンジとなった際にスムーズな作業ができません。つまり、危険の度合いが高まります。夜間なら尚更です。「片付けは次への準備」です。

    全ては、安全のための所作なのです。Seamanshipとは、船を安全に運航するための知識と技術です。根性だけでは、嵐を乗り越えられないのです。スキッパーを目指しているであろう皆さんは、船と乗組員の安全を守る義務があるのです。

    皆さんたち受講生だけでなく、スクールもインストラクターも研鑽をつんでいます。その時その時のBESTを伝えられるよう努めていますので、今後とも宜しくお願いします。

    (あ)

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