6/16 セーリングクラブ  東京校で開催しました。

人の振り見て・・・

東京セーリングクラブの6月の練習テーマは、「タッキング」です。8名の部員が2艇に別れて挑戦しました。午前の風は10ktにも満たなかったのですが、午後には20kt近くにまで吹き上がりました。インストラクターが乗るCONDOR号30ftと、部員だけのSEAGULL号23ft・・・ 解説されてから実践するか、実践してから解説を受けるか・・・ どちらも良い練習になったことでしょう。筋肉痛を心配するほどに・・・(笑)
タッキングというと、帆走の基本操作で簡単に思う人もいるようです。しかし、きちんとしたタッキングを意識している人は多くはいないと、インストラクター(あ)は思うのです。 (あ)

※ 腰ベルト式ライフジャケットを着用している部員がいます。

6 コメントあり 6/16 セーリングクラブ  東京校で開催しました。

  1. 南さん(minamiさん)、橋本さん、
    素晴らしい投稿をいただき、インストラクターとして嬉しいです。

    2016-17年のKazi誌で、当時の新人記者がボートやディンギーのスクールを受講した体験記事を載せています。クルーザーヨットの回では、青木ヨットスクールを受講してくれました。それぞれの担当インストラクターを「師匠」と呼んで、マリンスポーツ初心者の目線で書かれています。1年半ほどの連載の最終回は、青木ヨットのプラクティスだったので、以下の言葉を贈りました。
    「幸野さんは、いい操船をしたと思います。上手いか下手かで言えば、まだまだ下手くそですが(笑)。ジャイビングなどを、きちんと操船しようとしていた、ということです。初回から、いい師匠に教わってきた、ということだと思います。」

    さて、今回の出航前ブリーフィングでインストラクター(あ)は、「帆走はバランス、操船はタイミング。クルーがいる複数での操船はコミュニケーション。」と話しました。2艇に別れてしまうので、クラブ員だけのチームは艇上で説明を聞くことができないので実感しにくいのは許してください。
    午前中の軽風では、ヒールを変えると艇速が変わりました。午後の強風下でも同様で、これは機走であっても言えることです。南さんと橋本さんは気付きましたね。キールボートは、「水面下でセイリング」しているのです。セイルカーブを整えるためには、どの操作をすれば良いのか? シートを緩める、バングを引く、アウトホール、バックステイ、フェアリーダー、幾つもの方法があります。でもこれ、教科書インナーセーリングの「これだけは覚えよう」だけで対応できることなのです。
    前述の記事にあるように、初心者なのだから下手で当たり前、きちんとした操船をしましょう。

    もうひとつ、コミュニケーションなのですが・・・ 風波が強くなってくれば不安になって、言動が上手くできないこともあるでしょう。ですが、それ以前に「これだけは覚えよう」を覚えていない人が多すぎます。シートを引いてと言ったら、目の前のハリヤードに手を掛けたりしています。投稿のなかにも複数の間違いがありますよ。これでは、声を掛け合ってもコミュニケーションが成立しません。

    さらに数ランク上を目指すために・・・ 教習艇の装備は必要条件を満たしています。使い方次第なので、みなさんには使いこなすことを意識していただければと思います。インストラクターは、「あの装備」で体験セーリングやスクールを実施していますよ。(笑)
    一例をあげると・・・ ジブファーラーのシートストッパーは確かに外れやすいですが、引き込んだシートの始末をきちんとすれば外れません。強風時の裏技は、ストッパーの後方にあるクリートに結びつけるというのがあります。
    インストラクター(あ)は建築家でもあるので、廊下階段をドスドス歩く人、扉をバタンと閉める人は好きではありません。建物も船も、丁寧に扱えばそれに応えてくれるのです。 (あ)

  2. 【 緊急 投稿】
     認識違い : ファーラーの正しい使い方
     正しい使い方は、
    【巻いた状態】にあるか【全開】にあるか

    ファーラーは
    『ジブ収納を簡易にする』為に存在するもので、
    『ジブの大きさを調整する』ものではない。
    シングルハンダーや、悪天で、危険なパウに行かなくても
    良い為のシステムであるである。

    『ブロックの不良ではなく、中途半端な状態で使ってからブロックが外れんだよ』

    『半端な大きさで走ってみな、セールカーブが悪く、全然切り上がんないから』

    と言われないための、『緊急 投稿】でした。

  3. 午前中23ftSeagull、風速の上がった午後は30ftのCondorに乗船
    午前は微風から少し弱中風で、艇速が上がらずテーマのタックもゆっくりにしか出来ませんでした メインセールのシェイプが丸くなり過ぎに見えましたが、同時にこの微風下でフラットにするのは逆かとも思い、あれこれ対処法を考えましたが結局適切なシェープにはできませんでした 何かいい対処法はあったのでしょうか またタッキング後舵をまっすぐにして上って行こうとしているとバウダウンするのでジブを少し巻いて前後のバランス調整をしてある程度改善したようでした もし午後にこちらの船に乗っていたら南さん達のように対処できただろうかと思いました

    午後はCondor乗船で多少の白波でもまたガンネルまでヒールしても安心感がありました ジブコントロール、skipper兼メインシート、ヘルム等のポジションを交代でやりながら個々の作業を練習するのはもちろん、ヘルムをやりながら船の動きはもちろん他のクルーの作業スピードとの関係も見ている必要があることなど、視野を広くすることの必要性も知りました 手元ばかりを見る癖から脱しないと。。。

    ところでSeagull号の船外機は荒川河口の潮流がきつい時や風が上がり波が立つと頼りないです このような状況下で生徒のレベルではセールトリムし切れず推進力を十分引き出せないこともあり得ますが、鉄橋下の橋桁や河岸に異常接近の危険や普段では想定外の危険が迫る場合、とりあえず機走でその場を脱する選択肢が使えないことになります 船外機が更新されれば練習海面への移動や天候急変の際にもより安心になると思います

    • 船外機 機走について

      午前のチームより、この程度の風でも船外機は効かないとの申し送りを受け引き継ぎました。

      昨日の午後は13:09 満潮で引き潮に乗って出て行くの想定でしたが、若潮でも有り、大きな東京湾のどん詰まりの潮が動き始めるのは1時間以上後だと感じました。 架橋を潜って東京湾のブローを受けてから、何回振り向いても、同じ位置でした。

      サーフィンのパドルやシーカヤックもそうですが、正面から風を受けると進まないので、斜めにして、丁度タッキングのように前に進ませると、風が側面に抜けて進めるんですね。余裕があったらキール艇にも試してみたいと思います。

      私、南は、セールをあげた方が沖に出れると意見を言ったのですが、架橋のプレッシャーは大きく、我慢を重ねて、赤ブイでセイルUP。
      セールを上げても船外機は稼働させたままでした。
      あの風のでの帆走はクルー全員心配でした。

  4. 件名: シートストッパーの不具合

    ファラーシートのストッパーが不具合あるようで、突然シートがリリースする状況が発生します。
    午前のチームも同様のことを指摘していました。
    点検とアドバイスをお願いします。

    ストームジフぐらいにジフを展開したら、
    ウェザーヘルムを殺すことができ、安定したティラーになりましたが、ブロー入ってアビーム程度になった時、
    突然ジェネサイズまで展開してしまい、慌てて、引いたり、展開したりを繰り返した結果、ドラム内、及びドラム外の上下に、
    いわゆるバック クラッシュの状況でシート絡まってしまい、漂流状態となりました。

    追伸: ファーラーが逆巻なのは、
    最後の最後で、なぜかあの方向にドラムが回わり、ジブを収納できたからしません帰艇できました。

    後で考えてみたら、
    最後に私が発した言葉が、『ジブシートをドラムから離して』だったので、
    ジムシート固定したまま、ドラムを回そうとしていた様です。

  5. 午後は3時間 漂流していました。
    チーム名を『フライング ジャパン マン』:さまよえる日本国 としました。
    ポーツーンに迎えに来た安斎さんが、『電話待ってたのに、あの風でよくメインセールを上げましたね』と笑顔で声をかけてきました。

    風力階級表で『白波が現れ しぶきが立ち始める』海上状況の、もっと吹いてくるな の緊張感の中での23ftの操船。頼みのジブファーラーにトラブルが発生して、タックできず、練習テーマの『タッキング』ではなく、『ジャイブ』の繰り返しでした。

    安全海域の沖に出られず、橋脚・護岸・浅瀬の狭い河口に吹上げられる南風の、あの海上状況で、安全にジャイビングを繰り返し、危険回避出来たのは、みんな冷静に集中し対処出来たおかげです。それは、インストラクターの、日ごろの深い指導が根底から浮かび上がってきた教えの賜物でも有ります。

    先月も今月もタックができず、シバー状態で失速して流され、危険水域を漂う結果に。 反省して、状況を考えると、1,タック前に、裏風が入る状態まで切れがって艇速を失った状態でティラー返す。故にタックせず失速する。 2,クルーが 定位置に座ったままで、移動してタック側に体重移動させヒールを作らない。ゆえに、バウが切り上がら無い。

    2点を上げたいと思います。

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