8/18 セーリングクラブ  東京校で開催しました。

Leaf or Reef ?

東京セーリングクラブの8月の練習テーマは、「リーフィング」です。縮帆と訳されるリーフィングは、帆船に乗るからには必須の技術です。強風時に帆の面積を小さくして凌ぐ方法と思われがちですが、「状況に合わせて帆の面積を調節する」・・・自動車で言うところのギア(変速機)をシフトするのに意味は近いと思います。
今日も相変わらずの猛暑ですが、10名の部員が集まりました。2艇の教習ヨットを桟橋に並べて、係留したままで操作手順を確認することから始めました。経験のある部員も、初体験の部員もいます。当然、戸惑いながらの作業です。でも、実際には風波に揺れる海上で作業するんですよ!(笑) その海上は終日微風で揺れない艇上したが、さっきとは違った難しさを実感するのでした。 (あ)

※ 腰ベルト式ライフジャケットを着用している部員がいます。

8 コメントあり 8/18 セーリングクラブ  東京校で開催しました。

  1. しつこいの、好きですよ~(笑)

    上級コースの雑談で、「セイリングは物理学で、クルージングは哲学です」って説明しています。セイリングの理屈はベクトルの集合体ですし、そのベクトルの源は流体力学だと思います。実は、インストラクター(あ)は卒業研究論文「リニアモーターを用いた流体力試験装置に関する研究」で学部賞をとっています。(すごいでしょう?) 水面上(空気)と水面下(水)の密度が違うので、頭でイメージするバランスと実際の動きに誤差が生じるのです。

    ま、理屈抜きにして、ものの右と左というのは違うんですよ。インストラクター(あ)が最初にアオキ・ヨットを受講した時に、当時のインストラクターから「スターボードタックは上り気味、ポートタック下り気味で帆走らせていますね。」と珍しがられました。利き眼の違いでしょうかね。(笑)

    みんなで答えを探しに行きましょう! (あ)

  2. Tin bostu 沈没 南です。
    少しスキルUPしたので、【Bui ブイ南】に改名します。
    『ブイの宿命か 浮いては沈んで 流されて』八代亜紀。

    しつこいハシモトさんに、油揚げをお返しすると、胃がもたれるかもしれません。
    返信が、青木校長に流れない事を確認して、補足の投稿します。

    安斎インストラクターは、活動前のミーティング開口一番『今日の風を見た人』と
    問います。 『当然です』と、皆さんが答えるのは【スマホの風向】であり、
    しかも【東京都】と言う【広域の風傾向】です。

    ヨットマンなのに、【現地の空】を見上げて答えません。
    風は一定方向に吹かず、【高度で風向きは違う】と、認識しなければいけません。

    【吹き流しは北東】でも、真上を見上げた【高層の雲は西南に流れる逆風】です。
    この場合、気圧配置にもよりますが、【沖に出たら、西の雲の変化に注意信号】です。 夏、太陽が高く動く時期は、【陸の風と海の風】にも要注意です。

    この着眼点は、海面にも当てはまります。 水面下の深さで、流れが異なります。 
    ハルに当たっている海流と、キールの深い所の海流が異なる場合があります。

    特に河口は厄介だと考えます。比重の違う二つの水が重なるからです。
    ブレンドには成らず、分離します。 川水は上方、海水は下方に流れを作ります。
    私たちも、鮭のように、海川両用に成りたいものです。今はシジミくらいです。

  3. しつこい生徒ですみません
    ポートとスタボで走りが異なる理由をまだ考えてました

    セールに加えてキールでもセールしていることまではインナーセーリングI(p69)にも書いてありました それぞれに揚力が生じることや同時にそれぞれに抗力も生じ、そのベクトルの和としてセール力、キール力が生じることまでは分かります その際、抗力はそれぞれ空気\水の流れる方向に生じるとして、揚力は流体の流れる方向の直角に生じるという説明を見たことがあります ただセールへの揚力はセール風下側に風向に直角に生じるとの解説がありました、キールへの揚力はキールのどちら側に水流に直角に生じるのでしょうか やはり空気と同じく水流の下側に生じるのでしょうか フネはセール力で前進しながらも風下側に水面を斜めに滑りながらセールするため、潮の流れが無いか無視できる状況ならキール力はセール力と反対側に生じるでしょうが、ここに無視できないレベルの潮流がキールに当たると方向と速度次第では本来のキール力を相殺したり逆方向のセール力と同じ側にキール力が転じることもあるのでしょうか するとフネはセール力とキール力のバランスがとれずセールしないということでしょうか

    9月の練習は月末のようなので、きっと忘れると思って、長々と書き込みました ご容赦願います

  4. 安斎さんの目の届かない所で、
    何が起こっているかの報告を兼ねて
    数点のコメントになりました。

    【ファーリングジフ展開の経緯 説明】
    ジブで走ろうと、考えたのは事実ですが、
    展開の発端について説明します。

    沖にに出るまでの時間がもったいないので、ファーリングを出したり、
    巻いたりして慣れましょうと提案しました。
    クルー全員ファーリングを触ったた事がと話します。
    私南も、前回のトラブルの時に触っただけです。 

    【半分出して、巻き取る】の操作反復のつもりだったんですが、
    加減が分からず、一気に引き出されてしまいました。
    故に、ミーティング時に話があった様に、
    『ジブで走ってみよう』に、移行させました。

    フル展開だと、かなり風圧を感じて、下に落とすと
    バウが持っていかれ走りません。
    『半分ぐらいに巻き取って、走りの変化を見ましょう』と言ったら、
    クルーは驚きの反応をしました。

    【ジブ トラベラーの位置が悪い】と、前にズラして
     ジブを膨らませました。 【リーチング】だったら分かるのですが。

     結果、走らないとの見解で、巻きとる事になりました。

    この瞬間、私 南の胸の中に、メラっと、何が生えました。
    風の向こうに聞こえたことを、こっそり書き留めます。
    【このクルーとシーガルで、来年のオーシャンレースに エントリー】
     結構いけるぞ!

    お線香に火が付いただけ ナム アミダ ボツかも 知れません。

  5. 南さん(Tin bostu minami さん)、
    ぜひ、次回のIQC(インストラクター研修)を受けてください!(笑)

    いつも事前に自分のテーマを持って練習に挑み、実践後には冷静な自己分析をする。クラブ活動に初参加したころに比べて、南さんのseamanshipは確実にレベルアップしています。ご自身でも、実感する時があるのではないですか?

    今回も、南さんならと思いSEAGULL号を任せました。東京校は、係留地(夢マリ)から帆走海面が離れているのが難点です。時間があれば、あるいは天候が良ければ、荒川河口の沖周辺でセイリングできますが、教習テーマを実践するために荒川内での操船にならざるを得ません。未だ気付いていない部員もいるようですが、川の流れの影響を受けます。しかも、流れは一定ではなく、上げ潮、下げ潮、低気圧によっても流れの方向や強さが変わっています。それに対応しようと工夫している、南さんの操船を見ているとインストラクター(あ)は嬉しくなってしまうのです。

    荒川大橋の下流側でジブを展開した時に、CONDOR号のメンバーが「ジブを先に揚げた!?」と疑問の声を発しました。SEAGULL号は非力な船外機なので、展開しやすいファーリングジブで揚力を得ようとしているのだと説明すると、周りのメンバーも感心していました。もう少しヘディングダウンすると、さらに進めるけどねと、付け加えましたが・・・

    避航操船は重要ですね。前回のレース参加の投稿で、スタート前の混乱でのやりとりも、ルールに則った操船です。これも、日ごろからイメージトレーニングをしていると対応できるし、何より通常の船舶法規ですから絶対に身に付けなければなりません。これができるか、できないかが、スキッパーになれるか否かの違いです。インストラクター(あ)のもう一つの顔・・・建築の世界では、棟梁になれるか職人で終わるのかということです。(職人が駄目という意味ではありません。)

    ところで、セーリングクラブの皆さん!
    南さんが投稿(分析)してくれた内容を、しっかり読んで欲しいです。これ、今回に限らず、共通の課題ですよ。時々、勘違いがあるけどね・・・(笑) (あ)

  6. 青木校長が話される
    【セーリングでの避航動作】の習得は、
    帆船には非常に重い課題だと考えますが、
    クラブ員には、関心が薄い項目のようです。

    クラブ員は、機走船のウォッチには、非常にセンシティブで、逆光のモヤがかかった、水平線のクルーザーを目ザトク見つけて、コールします。

    安斎インストラクターは時々、機走船を指し、
    『あの船が帆走のスターボーだったら、私たちはどうしますか』と、問いかけます。
    何時もクラブ員の反応は、モヤっとしたものになります。

    『他の帆走船に干渉しなければ、考える必要が無いと』と言う気持ちが
    一番の要因と考えます。

    今回、近くにコンドルがいたので、何とかミートを作ろうと策画し、
    ポート・スターボーで2回クロス出来ました。 
    ポートの時は両艇帆走で、ベスト アングルのクロスでした。

    『あちらがスターボーだから、私たちポートは回避艇ですよね』と、自然と声が上がりました。 

    講釈師の私 南は、
    『今一瞬に、こちらを優先艇にします。レースではこうします』と言って、
    スターボーのバウに、ぶつけて行き、タックを返して、【スターボー 風下艇】にしました。

    『両艇スターボーですが、こちらは風下艇でUP 1ポイント優位です。
    且つ、バウを風上艇に振るとラフィングと言い、彼らが避ける前に
    バウを返せば、上艇はペナルティとなり、対戦相手から抹消出来ます』など、南の語りも絶好調となりましたが、その時にはコンドル艇は すり抜けて、遥か彼方にいました。

    沖に出て行く機帆走の時に、ミートケースの実務学習をしたらどうかと、今回考えましたが、【他船に干渉しない】も、最上の真理でもあり、必要無いのかなと、強く感じました。

  7. テーマのリーフィング:
    初めに全員で手順を確認して、実作業を行いました。 
    『メインとハリヤードを緩め、ワンポンリング掛けてウインチ回した』迄は、
    声が出ていましたが、気づいたら4人、ブームにしがみついて、
    セールを紐で結んでいました。
    しかも、やったら、いけないの連発です。

    この作業は最後にブームが返ってやる事、
    乃至は、やらなくても良い作業です。

    4人乗船で、4人がブームに?
    ラダーとエンジン 手放しのコックピット無人化です。
    船は走っていませんでしたが、バウが向いた護岸との距離15m。

    完了後見たら、ハリヤードが弛んでいます。巻き上げたら、
    リングが外れていました。リングを掛けた後、
    ウインチを回しましたが、ブロックを止めていませんでした。

    実務の完熟は、経験を重ねる以外に方法はありませが、
    【寄って 集って 間違えて】は、今後への大きな反省点です。

    皆さんは、ティラーより、クルーワークの経験を積みたい
    気持ちが大きいようですが、
    川の半分だけ風が来ていたので、『この部分でタックを繰り替えしましょう、
    練習になります』と提案しても、思ってる事と違う様子ででした。

  8. 大潮の上り潮に向かって 午後からの出艇 
    ところが いつもと様子が 違います。

    微風ながら 『気持ちいい』の声が出る、初心者には ほど良いセーリング。確かな航跡も出て、確実に前に進んでいますが、振り向くと、荒川河口の橋脚に吸い寄せられています。

    東京湾全体がスライドして 荒川河口に押し込まれているのです。台風が通った後、『太平洋 日本近海は、広範囲の高潮である』の概念が欠落していました。

    つまり、【動く歩道】を逆に歩いていると言う状況で、万歩計は確実に1000歩 稼いでも、距離は大きくマイナスと言う状況でした。

    太平洋全体が1センチ高潮になった時の
    立米圧は、未曾有です。

    大潮・小潮と言う、日常の慣習とは全く違った世界が存在することを認識しました。

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