四国一周長距離航海コース・BCC (11/10:淡路島津名~淡路島富島)

大潮の明石海峡を通る!

2日目は、淡路島東側の津名港から西側の富島港への20海里です。距離だけをみれば4-5時間の航程ですが、明石海峡を通過できる時刻を見極めるのが航海計画のポイントです。そこから出港時刻も決めて、0815時に津名港を出発しました。小春日和の陽射しに冷たい北北西の風が心地よいです。EAGLE-2も軽快に帆走ってしまい、計画よりもだいぶ早く明石海峡に入りました。
潮は大阪から姫路へ流れる順潮ですが、最強時刻から1時間程度なので6kt強はありそうです。しかも、風は姫路から大阪への逆風が15ktほど吹いているので、大きな波が立っていました。ヘルムスマンの闘いが始まります。流れに舵を取られます、船首が振れると風に押し返されます、釣船がウロウロしているので思うように操船できません!
海峡を無事に通過しても、しばらくは川のように潮流がありましたが、やがてブロードリーチの快適な帆走になりました。ここで新たな問題が発生しました。淡路島の西側は同じような景色が続き、何処が富島港なのかが判りにくいのです。幸い帆走は落ち着いているので、慎重に船位測定しながら進みました。「あそこに釣船がたくさんいるのは、漁港の沖ってことではないでしょうか?」「そういう考え方も間違いではないですね。どうなるか楽しみですね~(笑)」
どうやら富島港に間違いないようです。ほっとしたところで、不意打ちのMOBです。右?左? いや、風上?風下? 5時の方向! ボートフックは? あー届かない! もう一度アプローチして、行き足を止めて、はい救助! ヘルムスを交代しながら、落水者救助訓練を繰り返しました。
富島港では、一番奥の岸壁に槍着けで係留しました。係留費は0円です。(笑) 宿では航海計画の立案だけでなく、卒業試験も行いました。 (あ)

 

返信する

Your email address will not be published. Required fields are marked as *