四国一周長距離航海コース ACC (11/22~23 大分マリンピアむさし〜高知土佐清水)
秋の長距離航海コース、四国一周の最終レグ、大分マリンピアむさしから大阪田尻まで、3昼夜260マイルのACCです。第一レグは高知土佐清水港までの90マイル。気象予報では11月22日未明まで雨、その後は晴天北の風7~8m/sが23日まで続く絶好のセーリングコンディション。ACC再受講の4名の受講生は2ワッチに分かれて予定より1時間半ほど早く1140に出港しました。大分空港北端の誘導ブイを回航して南に変針する頃には風は10m/sほどに上がっていましたが、フルメインでポートタックのランニングで帆走を開始しました。7kt超で快走、すぐに四国佐田岬が目前に迫ってきましたので、すかさずジャイブ!………………。 ACC開始後2時間でメインセール大破の大トラブルです。ブームの引き込みが十分でない段階でワイルドジャイブ気味になり、メインシートを固定しているブロックのピンが飛び、メインセールの3ポイントリーフあたりがスブレッダーに強く当たり大きく破けてしまいました。最悪!!です。さて、どうするか?流石にACCまでスキルを積上げてきた受講生は、ジブだけで土佐清水港を目指せると判断して、レギュラージブをスピンポールでスターボ側に張り出し帆走を続けました。風は夜になり更に上がり北13〜15m/s、豊後水道に5~6m程の南向きの大波を作り出し、34ftのEAGLE IIは時折サーフィングしながら7ktを超える猛スピードで豪快に帆走します。ヨットの醍醐味ですね。明るかったら恐怖を感じるほどの大波でした。土佐清水港には予定より3時間早い11月23日0300に槍付で着岸しました。
さすがACCメンバー! さすが道下先生!
怪我とか無くてなによりでした。
岸壁でメンスルを修理する後ろ姿と、ブームに干されたオイルスキン・・・闘いの後ですね。(笑) (あ)