四国一周長距離航海コース ACC (11/23~25 高知土佐清水〜大阪田尻)
いよいよ最後のレグ、大阪田尻までの170マイルです。メインセールを応急修理したとはいえ、強風だと持ち堪えるかどうか不安でしたので、メインの代わりにレギュラージブをマストのスライダーにハンクスで取り付け、出港準備完了です。高知土佐清水港を予定よりも4時間半早い23日2025に出港しました。足摺岬回航後風が落ち機帆走にて室戸岬を目指します。四国の陸影は時間とともに遠くかすれ、もはや昼間は位置を知る手立てが無くなります。天気は晴天で波もなく絶好の天測日和! ACCではCENの資格は求められていませんが、位置の線航法(LOP)のデモンストレーションで、六分儀の望遠鏡で太陽と水平線がどのように見えるのかを体験していただきました。インストラクターの天測結果は4~6マイルの精度で位置が得られたようです。まあまあですね。その後、紀伊水道からは風も落ちて機帆走で一路大阪田尻を目指します。大阪湾の入り口加太瀬戸を25日早朝0400に通過し、田尻には0615に着岸しました。受講生の皆さま、メインセール大破のトラブルにも冷静な対応で無事完走されました。お疲れ様でした。
「レギュラージブメイン」
ピンチにあっても、お茶目な心を忘れない・・・ よいですね! (あ)