フィリピン・セブ通信① 42ftロングキール艇ドックイン
フィリピンのセブから北へ1時間、ダナオの次の町カルメンPinoy Boat Servicesで、1979年に南アフリカで進水した42ftロングキール艇 の修理を始めました。このシップヤードには45ftを超えるモノハル艇や大型のカタマランが20艇以上、長期の修理でドック入りしています。セブヨットクラブで長く停泊していたこの艇は、エンジンのオーバーホール、内装外装ほぼ全て新しくやり替えることになります。
今後修理を進めながら、時々スクールのメンテナンスコースの参考になるような話題を紹介します。さて、どのくらい時間と費用が掛かりますやら。(みち)
セブヨットクラブで長期係留 内外ともダメージは酷い
2019.12.01 カルメンのシップヤードに曳航 18マイル 3.5時間
カルメンのシップヤード Pinoy Boat Services
ドック入り オンデッキのマストステップ部が沈下しておりマストが倒れないようシートで固縛
白蟻退治 長期係留で白蟻発生 キャビン内木部はほぼ全滅
向こうに荷台が見えるユニック車でマスト取り外し
綺麗な頃のフォアキャビン
フォアキャビン全撤去 ホールディングタンクがバウにあった
綺麗な頃のリアキャビン
リアキャビン全撤去 ラダーシャフトがデッキまで貫通
ヤンマー4JH2E オーバーホール スービック にあるヤンマーの代理店でパーツを調達
ディーゼルタンク 250L x 2 塩化ビニル製
手書きGA Plan その1 ハニコムコアFRPコーティングのハードドジャーを新設
手書きGA Plan その2 キャビン内部はオリジナルを踏襲 2箇所に個室トイレ
シップヤードのバー 手前の本棚には日本の文庫本が多数 日本のセーラーも多数来所
シップヤードのバー 右のカタマランは干満を利用してドライドック中
白蟻は、日本のそれと大きさとか同じですか?虫は海外の方が、大きいイメージがあるのですが。
今回ドック入りしてすぐに再度白蟻駆除をしました。周りの船から相当クレームがありましたので。やはりまだ木部の深部に居ました。大きさは6mm以上、1cmくらいあったかも知れません。日本のより大きいかもですね。駆除業社によると、白蟻は自然発生する訳でも係船ロープを伝って歩いてくる訳でもなく、ある時期に飛んでくるのだそうです。知りませんでした。恐るべし白蟻!
ここまで来るのに結構大変でした。40歳の老婆ですが船体だけが出来上がった船を一から造船するような気持ちです。とにかくこの娘を再度セーリングできるようにしたいですね。野次馬見物歓迎ですよ。
これは楽し過ぎますね~(笑)
見物に行かないといかんな・・・ うんっ! (あ)